FC2ブログ
ヤシおりおり vol.128 ヤシのケーキはどんな味 ホンサゴ
前略
本日のヤシは熱帯の重要な産品サゴヤシまたの名をホンサゴ
onebythreeblog_20100116_2.jpg
Metroxylon sagu Rottb., Nye Saml. Kongel. Dansk. Vidensk. Selsk. Skr. 2: 527 (1783)
古より人類とともに歩んできたためアジア、オセアニア、太平洋の熱帯域に広く分布しています。
起源はパプアニューギニアなどと言われています。
そういった地域では古よりホンサゴからとれる澱粉が主食のひとつになっており、その食文化は現在まで脈々とつづいています。
属名のMetroxylonはギリシャ語で幹の髄という意味で、そのとおり、澱粉は本種の幹から採れます。
種小名は現地でこのヤシの澱粉をサゴとよばれていることからきています。
株立ちする羽状ヤシで、自生地ではときに18メートルに達することがあるようです。
幹の直径は60センチ
葉軸に対して小葉が鋭角に接続されるので、葉の断面がV字状を呈し樹冠部がバドミントンのシャトルのようなピンと張ったような印象になります。
利用法については日本語の資料もたくさんあるのでそちらを見てもらったほうがいいのですが、表示板に端的に記してあったので貼付します
onebythreeblog_20100116_1.jpg
画像は大阪の咲くやこの花館でのもの
新葉が深紅、葉には各所にトゲがあるので観賞価値が高いのですが、耐寒性は全くなく、湿度と温度を十分に高めないと上手く育たないと思われます。
onebythreeblog_20100116_3.jpg
以前紹介した
ヤシおりおり vol.125 開花即入滅 一番小さいサゴヤシ Metroxylon warburgii (Heimerl) Becc., Ann. Roy. Bot. Gard. (Calcutta) 12(2): 182 (1918).
と同様、開花結実した後に枯死します。
この開花直前がもっとも澱粉が蓄えられているのでそのタイミングで切り倒すとのこと。
切り倒した丸太を何分割かし、それを薪割りの要領で半分に割り、髄から繊維にまみれた澱粉を取り出し、さらに澱粉が繊維から分離しやすいように細かく砕く
それをそうめん流しの要領で流水に注いで、水に溶け出した澱粉を別の樽にため、樽の底にたまった澱粉をムシロに敷き詰めて天日で干したら出来上がり。
それを料理によって加工するわけ。
サゴヤシケーキという食べ方があるですが、さまざまな記述をよむと、ケーキという語感とは裏腹にマッズーらしいのです。
とはいえ、ヤシ好きなら一度は食べていたいモンです。


参考文献

An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
ウィキペディア
【2010/01/16 13:43 】 | ヤシおりおり | コメント(2) | トラックバック(0)
<<ヤシおりおり vol.129 旧名キュール今コロナータ | ホーム | ヤシおりおり vol.127 ハスツラってなんじゃらほい タキルジュロ>>
コメント
サゴヤシ、きれいなので好きです。
自分も栽培していますが、ぜんぜん大きくならないです。
【2010/01/16 20:17】| URL | チョロ #- [ 編集 ]
チョロさんこんばんわ
持ってるんですか??
west部長といいマニアックですね~
綺麗に育てるには暖房代がいくらあってもたりなそうです。
【2010/01/18 22:55】| URL | まいまい #- [ 編集 ]
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |