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ヤシおりおり vol.116 ヤシの発芽 remote germination
聖夜バンザイ
以上簡単ですがクリスマスの挨拶といたします。
さて、本日はヤシの芽生えについてちょっと考えてみようとおもうわけです。
で、絵を描いたんですが、それだけで大変疲れた・・・
onebythreeblog_200911225_2.jpg
ですので、続きは土曜日までお預け
さいなら


で本日
最初に断りますが、あっしは植物学には疎くちゃんと学んだわけではないので記述は不正確です。
へんなところがありましたら遠慮なくつっこんでください。
で、この図はAlan Meerowの「Cold Hardy Palms」のP.9をパクってます。
それとGenera Palmarumをごちゃ混ぜにして、なんちゃって訳してるだけです。
それではヤシの発芽について
まず、ヤシの発芽は大きく分けて二つのタイプに分かれます。
一つはremote germinationと呼ばれるもので、種子から離れた場所で実生が発達するもの。
一つはadjacent germinationと呼ばれるもので、種子と実生がくっついて発達するもの。
remote germinationはさらに、
remote tubularとremote ligularに分かれます。
というよりも子葉にligule小舌, 葉舌という特殊な部分があるかどうかで大きく二つに分かれて、小舌, 葉舌があるもののなかでさらにremoteのもとadjacentの二つに別れ、その他小舌, 葉舌がない発芽の形態に分かれます。
こう書いてもさっぱりわからないので、本稿ではremote germinationを上の図で解説
まず種子はヤシの品種ごとに適した地温、空気、水分の3つの条件が整うと、種孔の蓋が取れます。
onebythreeblog_200911226_1.jpg
そこからcotyledonary petiole(子葉柄)が伸びていきます。
onebythreeblog_200911226_2.jpg
cotyledonary petiole(子葉柄)は一見すると、種子から最初に伸びてくることと、白く根のように見えることから、
種子からいきな根が出てきた、発根したとおもうわけですが、正確にいうとこれは根じゃないんですね。
すなわちこれは根ではないということ。
onebythreeblog_200911226_5.jpg
Johannesteijsmannia altifronsのcotyledonary petiole(子葉柄)です。
僕も随分長いこと、これを根と信じて疑わなかったんです。
芽生えがどこで発達するかというのはそのヤシの自生地の環境により異なります。
前回のヤシおりおりで紹介したドームヤシは自生環境が乾燥地帯ということで、そういった自然環境だと、実生が育つにに必要な水分をもとめて深く深くcotyledonary petiole(子葉柄)がもぐります。
深ければ深いほど地下の伏流水へのアクセスが容易となるからでしょう。
でもって、その品種に相応しい深さまでcotyledonary petiole(子葉柄)がもぐると、cotyledonary petiole(子葉柄)の先端あたりが肥大します。
砂漠のヤシなどを袋に蒔いた場合、この長く伸びすぎるcotyledonary petiole(子葉柄)の処理に非常にてこずります。
本来であれば、自生環境に応じて、数十センチの深さの土管やパイプに植えてあげるほうが良いんでしょうが、素人尾栽培ではそこまでは無理でしょう。
まじめなこと書いたら疲れた。
本日はここまで~


でもって昨日の続き
cotyledonary petiole(子葉柄)が伸びるだけ伸びると、先端が充実肥大します。
onebythreeblog_200911226_3_.jpg
これが子葉の基部となるわけです。
ちなみに子葉の先端は種子の中にとどまり、地表には出ません。
子葉の先端はhaustooriumと呼ばれ、胚の養分をcotyledonary petiole(子葉柄)を経由して子葉の基部におくる役割をしています。
話はもどって、この子葉の基部から芽と根がでてくることになります。
子葉の基部をcotyledonary sheath子葉鞘と呼びます。
cotyledonary sheath子葉鞘の基部から、正真正銘の幼根radicleが伸びてきます。
一方、cotyledonary sheath子葉鞘の先端からは葉と茎のもととなるplumuleがでてきます。
そこから最初の本葉がでてくるという仕組み。
onebythreeblog_200911226_4.jpg
このように種子と芽生えの部分が密着しておらず離れて、cotyledonary petiole(子葉柄)によって接続されているものが、remote germinationといわれています。
まとめの画像
onebythreeblog_200911226_6.jpg
カナリーヤシの発芽の様子です。
かなり適当に書いた眉唾文章なので参考程度にとどめといてください。
突っ込みウェルカムで~す。
remote germinationのヤシはたくさんあります。
一例を挙げると、
サバル、フェニックス、シュロ、ココス、もちろん先日紹介のドームヤシもです。
次回はadjacent germinationについてかきませう。


参考

Betrock's Cold Hardy Palms (Hardcover)
BotanyWEB
福原のページ(植物形態学・生物画像集など)
【2009/12/25 00:49 】 | ヤシおりおり | コメント(4) | トラックバック(0)
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コメント
ね(根)ぇじゃねぇ?
種子から出て来た白いの根だとばかり思っていました。
ソテツは種子の直ぐ側から発芽するのにヤシは、何でとんでもない位置から芽が出るんだろうと思ってたんですが、こんなカラクリがあったんですね。
【2009/12/26 23:19】| URL | まぁ~ #tETIamUA [ 編集 ]
なるほどー
remote germinationって面白いですねー。
僕も、根っこだとばかり思ってました。
生写真付きっていうのが、ヤシ学校教材にぴったり。
聴講料ただやし。次回も楽しみです。
【2009/12/27 19:18】| URL | けらりーの #- [ 編集 ]
まぁ~さんこんんばんわ
いかにも根っぽいですからね、だまされます。
根の元となるものも含まれているから根といってもまったく間違いというわけではないんでしょうけどね。
植物はわからないことだらけです。
【2009/12/28 22:14】| URL | まいまい #- [ 編集 ]
Re: なるほどー
ほんとまちがいやすいですよね。

生写真という響きがなんとなく淫靡です 笑
【2009/12/28 22:50】| URL | まいまい #- [ 編集 ]
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