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ヤシおりおり vol.124 雨ニモ負ケズ雪ニモ負ケナイ超耐寒ヤシ ミキナシサバル
暖冬予想だったのに、予想外の寒さにより暖冬予想が外れたことをを気象庁が認めた本日
そんな日に相応しい超耐寒ヤシを紹介します。
クマデヤシ、ミキナシサバル、チャボサバルなどと呼ばれる、掌状ヤシ
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Sabal minor (Jacq.) Pers., Syn. Pl. 1: 399 (1805).
アメリカ南東部、適さす、オクラホマ、アーカンザス、ルイジアナ、ミシシッピー、アラバマ、ジョージア、サウス・キャロライナ、フロリダなどの諸州にまたがり広く分布します。
自生環境は常緑樹林の下草として生え、低湿地に生えることがしばしば
水好きのヤシです。
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アメリカ本土で最も北限に自生するヤシ科植物になるので、耐寒性も折り紙つき
ミキナシサバルという名が示すとおり、一見すると幹が無いように見えますが、地下に幹があります。
ただし、自生地によって幹の様子がことなり、分布域の西部のものは通常幹が地上に出て、樹木状になります。
一方で、北部や南東部の固体は幹は地中か、わずかに地上に出るのみ
葉はコスタパルメイトと呼ばれる、中肋のある掌状葉
葉は長さ70-100センチ、幅60-150センチ
この記事のタイトルが示すとおり、他に類を見ないほどの強健なヤシで、耐寒性は世界でも10本の指に入ります。
雨にも雪にも耐える凄いヤツもといヤシ
hardiness zones 6-11
特に幹が地上に出ないフォームのものではzone5までたえるということです。
文献にもよりますが、マイナス20度以下でもOKということだからたいしたもんだ。
熱帯風庭園を演出する下草にピッタリでしょう。
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画像は東山植物園でのもの
既出画像だけどいよいよヤシのネタ尽きてきたのでごかんべんを


参考文献

An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
【2010/01/07 00:32 】 | ヤシおりおり | コメント(8) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.123 かなりの太っちょ カナリーヤシ
業務システムがトラブル中、もう1ヶ月も直らず毎日イライラ
システム会社のSEに呪いをかけたい・・・
さあて気を取り直して本日のヤシ
onebythreeblog_20100124_7.jpg(2005/10/23筑波実験植物園)
今日は有名どころでカナリーヤシ
昨日に引き続きフェニックス属です。
Phoenix canariensis Chabaud, Prov. Agric. Hort. Ill. 19: 293 (1882).
名前のとおりカナリー諸島産
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カナリー諸島あるいはカナリア諸島はスペインの南西、モロッコの北西
ウィキペディアによると、7つの島からなるスペイン領の群島とのこと。
カナリー諸島といえば有名なのが、テネリフェ島の巨大な竜血樹
その他にも多様な固有種が豊富な植生だそうで、一度は訪れたい地の一つです。
でもって、カナリーヤシです。
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暖地の植物園であればたいがい植栽されています。
比較的細めのものから画像のとびきりマッチョなものまでさまざま
というのも、交雑種が多く、原産地以外は本来の野生種は少ないといわれています。
さらにそのカナリー諸島においても、その他のフェニックス属が外部から持ち込まれて、カナリー諸島固有のカナリーヤシと交雑が進んでいるということ。
さらにさらに、外部からも持ち込まれるその他のフェニックス属がleathal yellow dieaseというヤシ科の病気をも持ち込んでいるという状況のようです。
単幹の羽状ヤシで、幹は成熟すると20mに達します。
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耐寒性はかなりあり、zone9-11で乾燥気味に育てるとzone8まで耐えるという記述あり
画像はH170522 花の美術館でのもの


参考文献

An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
【2010/01/07 00:15 】 | ヤシおりおり | コメント(6) | トラックバック(0)
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