FC2ブログ
ヤシおりおり vol.122 紛らわしいソテツジュロ
休みボケの体に労働が堪えます。
早起きの生活が再び始まったのはよかったかな。
さあて本日のヤシ
皆様待望のあの!ソテツジュロの登場です。
onebythreeblog_20100104_6.jpg
Phoenix loureiroi var. loureiroi.
あの!といわれても今ひとつピンときませんか?
かくいう僕もソテツジュロ?ふーんという感じです。
ロベレニーをはじめセネガルやルピコラ、カナリーなどメジャーなフェニックス属の中ではちょっと日陰者でしょうか、あまり栽培しているという話は聞きません。
フェニックス属は総じて耐寒性があり、比較的小型のものも多く、強健なのでもう少し多様な種が園芸植物として導入されてもよさそうですが、案外そうでもなんですね。
理由はなんとうなく判る気がしますがそれは後ほど
タイトルに「紛らわしい」と付けたのは、学名の表記が結構ばらばらです。
全国あちこちの植物園で普遍的に植栽されていますが、ソテツジュロの和名のラベルはシノニムの
Phoenix humilisのラベルであることが多いです。
現在はPhoenix loureiroiで統一されているようです。
画像は、2004/3/14に大阪の咲くやこの花館にて撮影
onebythreeblog_20100104_1.jpg
Phoenix humilis var. hanceana (Naudin) Becc., Malesia 3: 392 (1890).
のラベルがついていました。
温室に隣接しているものの、屋外地植えにて植栽されているところをみるとかなり強そうです。
Phoenix loureiroiはインド、ブータン南部~香港、台湾、フィリピンなど世界中に広く分布しています。
主に低山の森林などが自生環境
種小名はポルトガルの植物学者に由来します。
幹は短く2メートル程度で単幹のタイプもあれば株立ちするタイプもあります。
両者を小葉の細胞に含有されるタンニンの濃度により本種をvar.loureiriとvar.humilisに分けるようですが、素人にはよくわかりません。
こちらの画像も大阪の咲くやこの花館ですが、撮影日が異なり2009/10/9になります。
onebythreeblog_20100104_5.jpg
耐寒性は相当なもので、zone8-11までという記述がありますから、南国風でコンパクトな羽状ヤシをそれほど広くない庭にに植栽する場合はロベレニーよりもよっぽど優れているといえそうです。
ただし、それなりのサイズの株の入手はかなり難しいと思います。
良い種子があまりでまわっていない気がしますし、発芽率もそれほど芳しくないという印象
そのあたりが国内流通がほとんどない理由でしょうか。


参考文献

An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
スポンサーサイト



【2010/01/05 00:24 】 | ヤシおりおり | コメント(8) | トラックバック(0)
| ホーム |