FC2ブログ
ヤシおりおり vol.74 大長編パルミラヤシ ヤシ酒編
onebythreeblog_20090302_12.jpg
この画像を見て、なんか気になる点がありませんか?
幹に沿って、細い竿状の物が接続されています。
これはいったいなんでしょう?
その答えが大長編の3回目にあります。
竿状の物を良く見て見ましょう。
onebythreeblog_20090302_01.jpg
さらにぐぐっと寄ってみると・・・
なるほど、これは竹の稈(カン)ですな。
よくよく見ると、互い違いに足場が作られています。
簡易的な梯子なんですねこれは。
何に使うかというと、梯子で樹冠まで登って、花序から樹液を採集します。
この樹液がヤシ酒やヤシ砂糖の原料になります。
ヤシ酒については過去記事でも書いているのでみてくださいな。
onebythreeblog_20090302_03.jpg
樹冠部まで梯子が続いているのがわかります。

onebythreeblog_20090302_04.jpg
ヤシ酒について非常に興味深い話をヤフオクで知り合った、Mさんよりうかがいました。
ヤシ酒の情報については、ネット上ではほとんど情報がありません。
また、文献に載っている以上の貴重な情報なので、Mさんに無理を言って、転載させてもらう許可を得ました。
Mさんありがとうございました。
なお、著作権はMさんにありますので、無断転載は固くお断りいたします。
onebythreeblog_20090302_16.jpg
どうでしょう一度は飲んでみたくなりませんか?
さらにつづきます。
onebythreeblog_20090302_17.jpg
記述は主に、キツゥルヤシ(=クジャクヤシ)
Caryota urens L., Sp. Pl.: 1189 (1753).
のものですが、ヤシ酒の採集法はにているので載せました。
onebythreeblog_20090302_02.jpg
沿岸部はココヤシ、山間部はキツゥルヤシ、草原や乾燥地帯はパルミラヤシといったようにヤシ酒は地方により、原料とするヤシがことなります。
ヤシ酒はヤシの花序から滴り落ちる樹液を集め、そのまま放置することにより、醗酵が進み『カルピスと日本酒がブレンドされた』ようなたいそう美味い酒らしいのですが、そのなかでもパルミラヤシのヤシ酒は雑味がなく、極めてマイルドでうまいそうです。
以前よりなんども買いてますが、一生に一度でよいからとれたてのヤシ酒を飲んでみたいもんだ


参考文献


An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
スポンサーサイト



【2009/03/04 12:41 】 | ヤシおりおり | コメント(11) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.73 大長編パルミラヤシ 果実編
onebythreeblog_20090302_11.jpg
画像は世界遺産でもあるカンボジアのアンコールワットです。
ここにシンメトリーに植栽されているのはもちろんオウギヤシ(パルミラヤシ)です。
onebythreeblog_20090302_06.jpg
第2回は画像の果実に注目
ヤシの中では多きな果実です。
直径15センチ~20センチ近くもあり、フタゴヤシやココヤシについで大きいのではないかな。
形状はまん丸で、紫がかった褐色です。
onebythreeblog_20090302_05.jpg
ASEAN素材展2007の資料にコンパクトな解説があったので転載

果実は直径15cm 程度で,未熟果は黄緑色であるが,成熟
すると紫色に変化する.
ウチワヤシは撥水性のある滑らかな外果皮,
なるが,内果皮はココヤシほど硬くはなく,また3つに分かれている.内果皮の内側には茶色
い薄皮に包まれた透明なゼラチン質の胚乳があり,これを食用にする.生食だけでなく,缶詰
にも加工される.胚乳は非常にみずみずしく,それ自体に味はほとんど無い.


onebythreeblog_20090302_10.jpg
最後の画像は、カンボジアのマーケットで売られていたもの。
図説熱帯の果樹によると、

果内の繊維に付着する黄色の果肉palmyra pulpから菓子をこしらえ、若い種子内にある寒天状の胚乳肉は、内部の果水とともに、匙ですくって試食される。熟した胚乳肉は、乾燥粉砕して食用とするが、その質タピオカ澱粉に似る


とのこと。
【2009/03/04 11:30 】 | ヤシおりおり | コメント(4) | トラックバック(0)
| ホーム |