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ヤシおりおり vol.37 巨大かつ完璧な円形の葉 スマウォン・パーム
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巨大なヤシを紹介します。
巨大といっても、数日前に紹介した、タラパヤシとはちがって、全高に比して、葉身が異常に大きいんです。
しかもこの葉身が巨大で裂け目のない完璧な円形の葉なのだから驚きます。
どんなもんです。
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Licuala peltata var. sumawongii Saw, Sandakania 10: 10 (1997).
最近記述されたばかりのヤシで、種小名は本種をタイの園芸界に
Licuala elegans Blume, Rumphia 2: 42 (1838).
として紹介した、タイ人植物コレクター
ワッタナ・スマウォンさんに由来します。
この変種はタイ南部、マレー半島にのみ自生しており、もはや自生地では絶滅してしまったようです。
リクアラ・ペルタタには東北インド、ブータン、バングラデシュ、アンダマン諸島、ニコバル諸島~ミャンマーに自生する、基本種var.peltataがあります。
最大の違いが葉身が裂け目が入るか、円形かということで、var.peltataは裂け目が入ります。
二つの種を比べると、形態の差は歴然で、2種を同一種であると認識するのは難しいですが、var. sumawongii を風が強い環境にさらすと、葉身が裂け、var.peltataと同様の見た目になるそうで、やはり同一種ということがわかるとか。


栽培しています。
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種子の発芽率はリクアラ属にしてはすこぶるよいほうです。
時間はかかり、散発的ですが、相当な率だと思います。
驚くことに、熱帯のヤシにもかかわらず耐寒性もまずまずで、氷点下を下回っても無傷で耐えるという記述があります。
ほんとかどうかを試す勇気は今のところありませんが、もう少し大きくなったら試してみる価値はありそうです。
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成長もリクアラ属にしては早いほうでしょう。
はやく巨大な円形の葉が出ないか一日千秋の思いです。


参考文献
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
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【2008/12/06 23:36 】 | ヤシおりおり | コメント(2) | トラックバック(0)
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