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図説 熱帯の果樹 岩佐俊吉著
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熱帯果樹を栽培する人にとってバイブルとも言えそうな一冊を紹介します。

著者は岩佐俊吉氏
252種類の熱帯果樹が全種挿絵付きで紹介されています。
概説、沿革、性状、栽培、利用という構成で記述されておりとても参考になります。
取り上げる植物の選定に当たっては

筆者の主観+
「最小限度栽培があるか」
「地方の市場に売られているか」


とのことで、ヤシ科植物はそう多く取り上げられておりません。
ヤシ科として6種類記述されています。

パルミラヤシ
ココヤシ
クリヤシ
フタゴヤシ
ナツメヤシサラカヤシ


アサイーパームEuterpe oleraceaが載ってないのが、ちょっと意外な気がします。
記述非常に緻密です。
フタゴヤシが食用とされていたという記述を読んでのけぞりました。
なんてもったいない!
熱帯果樹愛好家のみならずヤシ好きにも
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【2008/12/02 23:35 】 | ヤシソテツ図書館 | コメント(6) | トラックバック(0)
シンガポール熱帯植物だより+あるふぁ
書籍化されていないけれど、ヤシソテツの参考資料はweb上にもたくさんあります。
以前よりちょくちょく拝見していたんですが、このweblogはすごいです。
シンガポール熱帯植物だより+あるふぁ
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シンガポールに滞在している(現在は帰国している模様)筆者が綴る熱帯植物の解説
ヤシソテツについても、専門にあつかうカテゴリーがあります。
http://tropicalplant.air-nifty.com/top/cat5036730/index.html
シンガポール植物園でのヤシソテツがたくさん紹介されています。
筆者はヤシ好きを自認されておられるようで、愛情たっぷりにヤシが語られるのを見ると、同好のものとしてもとてもうれしいです。
著者のTOMさんは植物学の造詣が深く、園芸教室の先生などもされている方です。
記述は正確、植物そのものでなく利用法など幅広く解説されていて読み物としてとても面白いです。
未見の方は是非
ちなみにHPもおもちのようです。
http://homepage2.nifty.com/fc-wakakusa/
こちらも是非どうぞ
【2008/12/02 18:59 】 | ヤシソテツ図書館 | コメント(2) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.34 キツネのシッポ
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見てきたような嘘をつくなよといわれそうな本コーナーですが、極力自分の目で見たものを紹介しようと思ってます。
あるいは、自分で実際に育苗しているものを紹介したいというスタンスです。
本文については、専門書を翻訳したものがベースとなっています。
参考文献をあげておきましょう。
以前ヤシソテツ図書館でも紹介した、
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
この2冊がベースとなっています。
その他、適宜
Palm and Cycad Societies of Australia
International Palm Society
などのサイトを参考にしています。
さて前置きが長くなりましたが、師走二日目はフワフワ羽状ヤシを紹介します。
と思ったけど、目がチカチカしてきた。
続きは明日


では本日のヤシ
フワフワの羽状葉が特徴のフォックステールパーム
直訳すれば狐の尾椰子となります。
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Wodyetia bifurcata A.K.Irvine, Principes 27: 163 (1983).
オーストラリア、クイーンズランド州の隔絶されたヨーク半島のメルヴィル山脈(1200feet)に自生しています。
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驚くことに、この美しいヤシは1980年代初頭まで誰にも知られていなかったということ。
現在では世界的にポピュラーなヤシで、日本でも専門のナーサリーで手に入ることを考えれば信じがたいです。
自生地では発見後の違法な山採りにより絶滅が危惧されており、州政府が保護を行っています。
いまでも種子の盗掘を監視しているようです。
属名のウッドエットとは本種の植生をしる最後のアボリジニーの名前
種小名のバイフルカータとはラテン語で「二つに分かれた」という意味で、種子の繊維の模様からきています。
この画像を見るとよくわかります。
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幹高は50feet
英名のフォックステールパームは画像のとおり、
フワフワ羽状葉の印象からきています。
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おもわず頬擦りしたくなりますね。笑


栽培しています。
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本種は栽培容易、日照下では成長極めて早いとされます。
世界中に広まった要因でしょう。
残念ながら耐寒性はそれほど無いようなので、屋外越冬はできません。
【2008/12/02 00:18 】 | ヤシおりおり | コメント(4) | トラックバック(0)
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