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ヤシおりおり vol.52 縞々棘々巨大な掌状ヤシ フォリドカルパス
だんだん紹介するヤシが、マニアックなものになってきてるきがしますが、気にせずいきましょう!
さて本日は掌状ヤシでは他に並ぶべきものがいないほど美しいといわれる、熱帯性のヤシの登場です。
Pholidocarpus macrocarpus Becc., Malesia 3: 92 (1886).
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タイ、マレー半島の熱帯雨林の低地が自生環境です。
湖沼や河川に沿って分布していることがわかるよに、純熱帯性のヤシで全く耐寒性ありません。
USDA:10b-11
また、水生ヤシで、もし栽培するのであれば腰水栽培も可能かと思われます。
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掌状葉、雌雄同株
巨大なヤシで、自生環境では30メートルに成長します。
種小名はラテン語で”巨大な”+”果実”で、そのとおり、大きな果実に由来します。
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その他の特徴としては、葉柄の色
まずは見てください。
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え?よく見えないって?
じゃもっと寄りましょう。
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どうですか、このアクアフレッシュのような綺麗なストライプ
さらに寄ってみましょう。
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もうひとつの特徴は、葉柄の棘
鋭い棘で、刺さったら痛そうです。
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もういちまいおまけ
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参考文献
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
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【2008/12/30 22:42 】 | ヤシおりおり | コメント(10) | トラックバック(0)
巨大カンナや悪魔の手など8品種を出品します
今日も大掃除
片手間に巨大カンナや悪魔の手など8品種を出品します。


TPseed「豪州の熱帯花木!ボトルツリーレア種!B.acerifolius」
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TPseed「耐寒!巨大カンナCanna tuerckheimii」バナナ観葉ヤシ
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TPseed「激レア!珍花!悪魔の手!Devil's Hand Tree最初で最後
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TPseed「耐寒!花も葉も美しいメキシコの菊Bartlettina sordida」
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TPseed「アルゼンチンの珍花!ベル型ユリ咲!Tecoma garrocha」
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TPseed「耐寒!中米の花木!トランペット咲きT.sambucifolia」
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Puya coerulea
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Puya dyckioides
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【2008/12/30 10:36 】 | 熱帯種苗 | コメント(11) | トラックバック(0)
ユッカなどリュウゼツラン科も出品します。
年末年始どこに行くあてもないので、大掃除の片手間に、ユッカなどリュウゼツラン科の種子を出品します。

TPseed「聖なるユッカ!ヨシュア・ツリーY.brevifolia多肉観葉10
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TPseed「耐寒!レアユッカ①Yucca baccata var. vespertina多肉
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TPseed「耐寒!レアユッカ②Yucca brevifolia ssp. jaegeriana
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TPseed「耐寒!レアユッカ③Yucca decipiens」多肉観葉ソテツ
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TPseed「耐寒!レアユッカ④Yucca potosina」多肉観葉ヤシソテツ
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TPseed「耐寒!レアユッカ⑤Yucca schidigera」多肉観葉ソテツ
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TPseed「耐寒!屋外OK!花も美しいHesperaloe funifera多肉観葉
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TPseed「耐寒!屋外OK!花も美しいHesperaloe parviflora多肉
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TPseed「耐寒!原種トックリラン!Nolina bigelovii」多肉観葉
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【2008/12/29 17:54 】 | 熱帯種苗 | コメント(4) | トラックバック(0)
耐寒性のある花木を数種出品
バウヒニア(オーキッドツリー)やホウオウボクモドキなど耐寒性の期待できる熱帯花木の種子を出品しました。

TPseed「レア!ニームの木の種子3粒」果樹虫除け観葉熱帯除虫
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TPseed「耐寒!霜にも耐える!熱帯花木!ホウオウボクモドキ」
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TPseed「耐寒!熱帯花木!オーキッドツリー①B.blakeana」観葉
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TPseed「耐寒!熱帯花木!オーキッドツリー②紫蘇芯花」観葉
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TPseed「耐寒!熱帯花木!オーキッドツリー①黄花モクワンジュ
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TPseed「耐寒!熱帯花木!オーキッドツリー④斑入り蘇芯花」
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TPseed「耐寒!熱帯花木!オーキッドツリー⑤白花の斑入り蘇芯花
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TPseed「耐寒!zone8!赤いアカシアその名はAcacia rubida」観葉
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【2008/12/29 14:15 】 | 熱帯種苗 | コメント(4) | トラックバック(0)
耐寒チャメドレアなどヤシを数種類出品
耐寒チャメドレア Chamaedorea radicalisを以前から育ててみたいと思ってたところ、発売されたので、早速ゲットしました。その他数種入手したので、余剰分をヤフオクに出品します。


Chamaedorea woodsoniana
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Dypsis albofarinosa
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Euterpe edulis (Orange Crownshaft)
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Dypsis robusta
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Chamaedorea radicalis
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Linospadix palmeriana
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Ceroxylon parvifrons
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【2008/12/27 22:28 】 | 熱帯種苗 | コメント(7) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.51 黄色いクラウンシャフト 耐寒性のあるピナンガ
詳細は夜アップします。
夜にアップするといいながら一週間近く経っちまいました。
本日も年末の大掃除をしてようやく人心地が付いたので宿題を書き上げましょう。
で、紹介するのは、ピナンガというインドのヤシです。
Pinanga dicksonii (Roxb.) Blume, Rumphia 2: 77 (1839).
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インドの西ガーツ山脈の湿潤な森林、標高300メートルに自生しています。
と書いてある文献とアンダマン諸島産と記述されているものもありよーわからんちんです。
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種小名は18世紀後半~19世紀の植物学者James Dicksonを記念しています。
株立ちのヤシで走根が親株の周りに走り、芽を出します。
最大でも8メートル弱の小型のヤシ
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本種の最大の特徴は、クラウンシャフトの色
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もっとよって、よく見てくださいまし。
どうでしょ、なかなか綺麗な黄金色でしょ。
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残念ながら栽培経験はありませんが、
ピナンガ属は概して熱帯のヤシで寒さや乾燥に弱いんですが、本種ディクソニーは、熱帯のヤシにもかかわらず、耐寒性が多少あるみたいです。
ピナンガ属の中では最強の耐寒性があるということです。
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参考文献
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
【2008/12/27 12:42 】 | ヤシおりおり | コメント(2) | トラックバック(0)
ヘヴィメタルの源流 Blue Öyster Cult
待ちに待ったお休みの初日は音楽でも聴きながら、賀状でもしたためます。
アメリカのロックバンド、ブルーオイスターカルトを紹介します。
70年代に独自の質感を持つロックをやって、いまではヘヴィーメタルの元祖という見方もされています。
そのものずばりヘヴィーメタルという曲もやってます。
まずはバンドの最大のヒット曲で代表曲
Blue Oyster Cult - Don't Fear The Reaper

次もヒット曲、80年代初頭のアルバム『Fire of Unknown Origin』から
Burnin' For You - Blue Oyster Cult
わたしゃポップなメタルに目がないもので、こんなかわいい曲はたまりません。
ビデオクリップが古るーなかんじでかっこ悪いところがカッコいいです。

次も同じアルバムから、
Joan Crawford - Blue Oyster Cult
この曲を最初に聴いたときは、ピアノの美旋律に震えました。
ビデオは意味不明ですがシュールでなかなか良いです。笑えます。
わかりやすいメロディーですが、非常に冷たい印象を受けます。
ちなみにジョーン・クロフォードはアメリカの女優さん

良い曲だらけで紹介し切れません。
Astronomy - Blue Oyster Cult
メタリカもカバーした曲

Veteran of the Psychic Wars - Blue Oyster Cult
ギターソロが怒迫力、キター!
ディレイを目一杯利かせた前半部から徐々に熱が入り、弾きまくりの展開 最高ッス
エターナル・チャンピオンシリーズで人気のイギリス人SF作家、マイケル・ムアコックが詩を提供しています。

他にも、日本のゴジラをモチーフにした、そのものずばり、GODZILLAなんて曲もあります。




【2008/12/27 12:26 】 | 雑記/音楽 | コメント(0) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.50 ソロモン諸島の美麗な羽状ヤシ
懺悔の回です。
ヤシについていろんなことを書いてきましたが、正直に告白しますが私はヤシ栽培が下手糞です。
蒔くだけ蒔いて枯らすものを数知れず・・・
今回紹介するヤシもそんなヤシのうちの一つ
Rhopaloblaste elegans H.E.Moore, Principes 11: 94 (1966).
というヤシで、和名は特にありません。
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モルッカヤシ属(ロパロブラステ属)のヤシは7種類あり羽状葉
雌雄同株
山岳地帯の裾野の熱帯雨林に自生しており、ニコバル諸島、マレー半島、シンガポール、モルッカ諸島、ニューギニアそれにソロモン諸島に分布しています。
世界で最も美しいとも称されるモルッカヤシ属のヤシは、耐寒性がほとんど期待できないため、自生地以外ではほとんど栽培されておりませんが、熱帯気候下であれば栽培は可能です。


本種、ロパロブラステ・エレガンスはソロモン諸島に自生しています。
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自生地の環境は熱帯低地で、石灰岩地帯です。
単幹のヤシで成長すると40feet、幹の直径は3インチ
現代のヤシ分類学の父といわれるHarold E. Mooreをして、「今まで見たヤシの中で最もエレガントなヤシ」といわしめた美麗なヤシです。
細くすらっと伸びる幹に、キラキラ輝くアーチしたライトグリーンの葉はなるほど、美しいものでした。
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で、ここからが懺悔の時間
今をさかのぼること5,6年前
ヤシの栽培に興味を持ち、実生栽培を始めた最初のヤシの一つが本種ロパロブラステ・エレガンスでした。
種子は新鮮そのもので、発芽率も抜群で最初に展開する葉からして羽状葉でなんともエレガント
初期の成長も早く気をよくして栽培しいたところ、
その後、一株また一株と痛みだし、遂には全滅
当時ヤシの耐寒性や、自生地の情報など皆無に近く、やたらめったら栽培していった結果です。
今から考えると枯れた原因は、温度の問題というより空中の湿度の問題にあったと思われます。
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ま、そんなわけで、貴重なヤシを失ってしまいました。
知らなかったとはいえ、随分粗放な栽培方法だった気がします。
結論としては、熱帯雨林のヤシは日本の冬季の乾燥した空気が株を痛めます。
ゆえに、冬季はビニールなどで密閉するとか、栽培空間に加湿器を設置するなどして、空中湿度を高めましょう。
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参考文献
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
【2008/12/25 23:32 】 | ヤシおりおり | コメント(6) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.49 あたしゃキリスト教徒じゃないので目出度くもなんともないが
クリスマスに対する思い入れはナッシングなんですが、まあそんな野暮なことはいいっこなし。
ベタな展開ですが、同じ阿呆 なら踊らな損というわけで、いってみましょう!
聖なる夜に紹介するはご存知クリスマスパーム
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Adonidia merrillii (Becc.) Becc., Philipp. J. Sci. 14: 329 (1919).
ほとんどの日本のサイトで学名が旧属名ビーチアで表記されてますが、アドニディア属に移されています。
属名のアドニディアは”小さなアドニス”という意味です。
アドニスとはアフロディーテ(Aphrodite)が愛した美少年だそう。
種小名は20世紀の植物学者Elmer D.merrillにちなみます。


自生地はフィリピン諸島の全域、低地です。
自生地では15メートルくらいになるらしいですが、栽培すると9メートルを超えることはないようです。
結構大型のヤシですね。
雌雄同株の羽状葉ヤシ
小葉は葉軸に対してV字につくので、葉全体が反り返ったようになります。
通常12枚の葉が常に新陳代謝を繰り返しながら展開していきます。
英名はクリスマスパーム、マニラパーム、ドワーフロイヤルパームなどなど
なぜ、クリスマスパームと呼ばれるかというと・・・
画像をご覧下さい。
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鮮やかな赤い実が熟するのが、北半球の場合、ちょうど年末クリスマスの頃だからなんですね。
このにぎやかな花序がクリスマスのデコレーションを髣髴させるんでしょう。
私には実感がわきませんが・・・


栽培しています、というか栽培していました。
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現在は全て枯らして一株も残っておりません。
なぜこんなことになったかというと、普及種の割に栽培が難しいからなんです。(私の技術がないだけともいえますが・・・汗)
熱帯性のヤシで、耐寒性ありません。
USDA:10b-11
きれいな葉を楽しむためには一定の湿度も必要です。
しかもすぐに大きくなるので、越冬場所の確保が難しく、結局目が行き届かなくなり枯らしちゃいました。
種子は真っ赤な果肉を完全に取り除き、取りまきであれば発芽率は極めて良好です。
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以前の実績では発芽率100%でした。!


参考文献
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
【2008/12/24 23:51 】 | ヤシおりおり | コメント(2) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.48 白いビンロウジュ(檳榔樹)
タイは凄い国です。
園芸文化の先端をいっています。
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こちらのヤシをご覧下さい。
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熱帯で広く栽培されるビンロウジュですが、何か違う。
Areca catechu cv. 'Alba'
とよばれる園芸種で、タイにて交配されたものです。
学名の'Alba'は「白い」という意味ですが、その由来になったのが、
このつるりとした、白いクラウンシャフトです。
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白いヤシといえば、葉裏が白いホワイトエレファントパームなど多数ありますし、
葉が白粉をまとうマザリパームなどありますが、クラウンシャフトが、ホワイトアスパラよろしく、ツルンとして白いのは、めったにないのでは。
欧米では、White Betel NutとかYellow betel nut palm、Golden Betel Nut Palmなどと呼ばれています。


参考文献
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
【2008/12/23 00:27 】 | ヤシおりおり | コメント(2) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.47 耐寒性のないビロウ フットスツールパーム
今日は凄い強風ですね、昼間南風が吹いて生暖かくて気持ちわるい一日でした。
さて、本日のヤシはマルバビロウ、セイタカビロウ、ジャワビロウなどとよばれるヤシです。
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学名は、
Livistona rotundifolia (Lam.) Mart., Hist. Nat. Palm. 3: 241 (1838).
英名は、フットスツールパーム、ラウンドリーフパームです。
フットスツールを直訳すると、足載せ台という意味です。
なぜ、足載せ台のヤシなのかはよーわかりませんが、真丸く地面に平行に展開する葉を足載せ台にみたてたのでしょう。
そもそも足載せ台というものが、日本の日常生活になじみがないので、ピンときませんな。
googleの画像検索でサンプルを見て見ましょう。
それに比べると、ラウンドリーフパームというのは特徴を表しています。
幼苗のうちは掌状葉の切れ込みが浅く、まん丸な特徴的な葉です。
ただし、それは一時的な現象で、成長に従い、掌状葉の切れ込みが深くなり、ラウンドリーフとは言いがたくなります。
ご覧のとおりの、大型のビロウで、幼苗時の印象はありません。
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幼苗時の葉を鑑賞するために、ヨーロッパを中心に世界中で観葉植物として流通しており、日本でも最近はホームセンターなどで販売されています。
が、このジャワビロウ耐寒性が他のビロウの仲間に比べて劣ります。
自生地は、マレー半島、サラワク州、ブルネイ、サバ州、モルッカ諸島、フィリピン諸島であることからもわかるとおり、熱帯性のビロウなんです。
本州では冬季は室内越冬が必要となりそうです。
USDA:10b-11
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画像でわかるように、単幹で大型のヤシ
自生地では80feetに達します。
タイの植物園で見ましたが、真っ赤な種子がたわわに実っておりました。
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参考文献
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
【2008/12/21 23:47 】 | ヤシおりおり | コメント(8) | トラックバック(0)
チャボトウジュロの変種”var.Vulcano”出品
イタリアはシシリー島に自生する珍しい、チャボトウジュロの変種"vulcano"を少量入手したので、出品します。
これはドワーフで葉がみっちり詰まって、切込みが浅く、掌状ヤシなんですが、単葉ヤシのようにも見える変り種

1422.jpg
カリフォルニアの河川沿いに分布するサバルの交配種"riverside"も出品
なんでも、耐寒性は相当強く、成長も早いようです。
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【2008/12/20 13:49 】 | 熱帯種苗 | コメント(6) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.46 世界で最も希少なヤシ マルケサス・パーム
マルキーズ諸島のヌク・ヒバ島などごく限られた隔絶された島嶼部に自生する、世界でもっと希少なヤシの紹介です。
とりあえず、画像だけ
本文は明日書きます、だって眠いんだもん。


いやー思い入れのあるヤシだけに、筆が進みません。
ペラゴドクサ・ヘンリーアナ
Pelagodoxa henryana Becc., Rev. Hort., n.s., 15: 302 (1917).
自生からマルケサス・パームと呼ばれる、羽状ヤシです。
雌雄同株
単幹で最大幹高で25feet程度の中型のヤシ
もっとも希少といわれるゆえんは、自生地の開発が進み、絶滅の危機に瀕しているからです。
詳しくはナショナルジオグラフィック 2003年3月号
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また、このヤシより美しいヤシはほとんどないといわれるくらいに美しいヤシです。
幹がある巨大なほとんど単葉といえる羽状ヤシというのは、無条件で美しいです、個人的に。
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葉の裏は白っぽいです。
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画像はタイで見た株ですが、種子が実っています。
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なんでも、受粉から成熟するまでに3年もかかるとのこと。
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属名はギリシャ語で”海の”+"栄光"が表すとおり、
絶海の孤島に輝く、美しいヤシの話でした。
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栽培しています。
否、栽培していましたが、枯らしました。
ご覧のように小ぶりのタマゴほどの大きな種子は、発芽率は悪くないんですが、発芽後、順調に生育させるには、高い温度を要求するみたいです。
発芽後すぐにいくつかの種子の根が腐ってしまいました。
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ご覧のように順調に育った苗も里子に出されてしまい、いまでは手元に残っておりません。
またいつか育ててみたいヤシの筆頭です。
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ちなみに、耐寒性、耐乾性は全くありません。乾いた風、強い日差しも苦手とするデリケートなヤシなので、手を出すには結構気を使うと思います。


参考文献
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
ナショナルジオグラフィック 2003年3月号 第9巻第3号 通巻No.96
【2008/12/17 00:18 】 | ヤシおりおり | コメント(2) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.45 波打つ小葉
とにかくこの画像を見てくださいナ。
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もうすぐ本コーナーも50種を紹介する勢いですが、そんななかでもどえらい小葉を持つヤシです。
タイの植物園で見たヤシですが、残念ながらラベルがなかったので、名称不明
図書やネットで調べたんですが、よくわかりません。
おそらく、Arengaの一種だと思われます。
Arenga microcarpa Becc. in K.M.Schumann & U.M.Hollrung, Fl. Kais. Wilh. Land: 16 (1889).
あたりが近い気がします。
葉裏が白くて素敵です。
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Arenga(クロツグ属)については疲れたので明日書きます、おやすみなさい。


こんばんわ。
それではクロツグ属について面倒なんですか、かきましょか。
クロツグ属は17種あって、ほとんど雌雄同株
羽状ヤシで、熱帯アジア、オーストラリアに分布しています。
いくつかは単幹のヤシで、その多大多数は株立ち状になります。
以前紹介した、タラパヤシ/グバンヤシ同様、一回結実性で一度開花結実するとその株は枯れてしまいますが、バナナ同様、別の芽がその後成長し開花にいたるというライフスタイルを持ちます。
開花~結実までの期間は長く、花序の先端から開花し末端の花が開くまで、2~3年もかかるといいます。
多くの種類はシュガーパームと呼ばれるように、花序から収穫する樹液を煮詰めてヤシ砂糖を作るほか、ヤシ酒も作ります。
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果肉にはシュウ酸塩が含まれており、皮膚を腐食するため、取り扱いに注意
わが国にも自生する、クロツグArenga engleri やコミノクロツグArenga tremula
のほかにも、ギザギザ葉で有名なArenga hookerianaなど数種類が栽培されています。
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参考文献
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
【2008/12/15 23:42 】 | ヤシおりおり | コメント(16) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.44 アフリカのパルミラヤシ
マニアなヤシをビシビシ紹介
Borassus aethiopum Mart., Hist. Nat. Palm. 3: 221 (1838).
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和名はアフリカオウギヤシで、アフリカン・パルミラ・パームなんて呼ばれたりもします。
種小名は「エチオピアの」という意味
いわゆるパルミラヤシ(Borassus flabellifer)といえば、アフリカ~パキスタン、インド、東南アジア、さらにはオーストラリア北部まで広く自生していますが、本種アフリカオウギヤシは熱帯アフリカに自生する別種です。
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パルミラヤシ同様、非常に有用な植物で、植物のあらゆる部分が利用されてます。
葉はかごの材料として、幹は建材、新芽は野菜として、樹液はヤシ酒(トディ)として


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でかいです、太いです。
幹の高さは25メートルに達します。
写真の株はまだまだ青年期で、今後ますます成長します。
雌雄異体の掌状ヤシなので、結実には雄花を咲かす株と雌花を咲かす株の最低二株必要になります。
耐寒性はなく、USDA10-11が適します。
自生地がサバンナであることからも、耐乾性は備わっています。
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巨大なヤシなので、植栽場所には注意が必要とありますが、よもや日本での栽培は無理でしょうからかんけーないっすな。


参考文献
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
【2008/12/14 22:41 】 | ヤシおりおり | コメント(2) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.43 こんなのあり?タコ足の掌状ヤシ
タコ足のヤシって聞いたことありますか?
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熱帯雨林のヤシでタコノキのような支柱根で幹を支えるヤシがたくさんいます。
一例を挙げると、
Areca guppyana Becc., Webbia 4: 258 (1914).
Iriartea deltoidea Ruiz & Pav., Syst. Veg. Fl. Peruv. Chil.: 298 (1798).
Socratea exorrhiza (Mart.) H.Wendl., Bonplandia (Hannover) 8: 103 (1860).
Verschaffeltia splendida H.Wendl., Ill. Hort. 12(Misc.): 6 (1865).
タケウマキリンヤシ(ファーシャフェルティア・スプレンディダ)は日本の植物園でもちらほら展示していますので、見たことがある方も多いかもしれません。
いずれのヤシも羽状ヤシです。
今日紹介するのは、羽状ヤシではなく掌状ヤシなんですが、タコ足のヤシ(stilt rooted palm)です。
凄いですね、はじめてみました。
onebythreeblog_20081214_01.jpg
ラベルが表示されてなかったので、正式名称がわかりません。
気になって、あちこち図鑑やネットを調べましたが、残念ながら同定にいたりません。
どなかた、この異端児の名前を教えてください~涙


参考文献
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
【2008/12/14 15:45 】 | ヤシおりおり | コメント(4) | トラックバック(0)
世界のバナナ入荷しました。
2ヶ月ほどお休みいただいた、熱帯種苗TPseedですが、世界のバナナとヤシの種子を少しだけ仕入れたので、余剰分を出品します。
なお、苗については冬季の輸送は凍結の恐れがあるのでいたしません。
来年4月に再開予定です。
予定しているのは以下の種子
ヤシ
Arenga hookeriana 600円
1409.jpg
Leucothrinax morrisii 500円
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Sabal uresana 500円
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バナナ
Musa acuminata ssp. Sumatrana 500円
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Musa beccarii 700円
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Musa cheesmani 500円
1413.jpg
Musa coccinea 500円
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Musa mannii 500円
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Musa yunnanensis 500円
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Musella lasiocarpa 500円
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ユッカ・その他
Beschorneria yuccoides 500円
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Yucca rigida 500円
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すべて5粒の単価です。
ヤフオクにて今晩出品予定です。
【2008/12/13 16:51 】 | 熱帯種苗 | コメント(12) | トラックバック(0)
ネコ好きはおるかね~
我が家のネコとその兄弟ネコを先日久しぶりに対面させたら、まったく互いに覚えてないようで、シャーシャーいって喧嘩になりました。
猫は頭悪いんだなあとつくづく
どうでしょ、かわゆいでしょう?
うちのネコ その1
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うちのネコ その2
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兄弟ネコ その1
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よく遊ぶんだこの子は
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兄弟ネコ その2
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【2008/12/13 15:40 】 | 雑記/日記 | コメント(4) | トラックバック(0)
ブーな男のインテリジェントロック
カナダのトリオ編成のロックバンドRUSHをご案内
タイトルどおり、ボーカル兼ベース、キーボードもこなすマルチプレイヤー
バンドのフロントマン、ゲディー・リーは最初のビデオクリップで見ればわかるとおり相当のブー男なんです。
でもそんなんかんけーねー
目を閉じてきれば、気にならない 笑
まずはデビューアルバム2ndアルバムから
Rush - Fly By Night

アルバム Moving pictureから
Rush - Limelight

アルバム Permanet wavesより
Rush - Free Will
こうしてみると、ゲディーはジョンノンに似ているか??
ライブの映像ですが、なぜかステージ上にドラム式洗濯機がまわっているのが可笑しいですね。
シュールな音楽をやるラッシュにふさわしい演出です。
あるいは、ほんとうに洗濯したかったのかも・・・

最後はバンドの代表曲で、プログレシッブロックの宝
Rush 2112
長い曲ですが、起伏に富んだ展開と、とても3人で出しているとは思えない熱い演奏
最後まで聞いてね~

追加でもう一曲
ライブでも最後の曲のようです。
YYZ - Rush

それにしても、ドラムセットが凄すぎ、まるで城のようだ~
【2008/12/13 11:26 】 | 雑記/音楽 | コメント(2) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.42 単葉のヤシ考
とりあえず、画像だけ
記事は明日書きま~す。
onebythreeblog_20081212_01.jpg
雨上がり、空気が湿ってすごしやすい冬の一日です。
そんな日に紹介するのは・・・名前不明の単葉ヤシ
ラベルを探したのですが、見当たらず。
この手の小型の単葉ヤシはいろいろな種類がありますね。
Astrogyne spp.
Bactris spp.
Calyptrocalyx spp.
Calyptrogyne ghiesbreghtiana
Dypsis lowelii
Iguanura spp.
Sommieria leucophylla などなど
例外なく、熱帯雨林の林床に生えます。
新葉が赤や、オレンジを帯びることもしばしば。
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知識不足で、これ以上の同定はできませんが、おそらく
Sommieria leucophylla Becc., Malesia 1: 67 (1877). です。
インドネシア、ニューギニア(イリアン・ジャヤ)、パプアニューギニア原生の小型の単葉ヤシです。
幹は2メートル程度まで成長します。
葉は最大長で1.5メートル
葉裏が白いのが特徴です。
onebythreeblog_20081212_04.jpg
よく知られている、ジョーイヤシ以外にも、魅力的な単葉ヤシはたくさんいます。
熱帯雨林の低湿地に自生するヤシはどれも栽培が難しく、温度と湿度が年中必要です。
温度はともかく、高い湿度を維持するのは至難の業なんですが、ビニールで密閉するなどの対策を採れば、なんとか維持できます。
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少しマニアックな単葉ヤシの紹介でした~


参考文献
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
【2008/12/13 00:58 】 | ヤシおりおり | コメント(4) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.41 車を磨くヤシ カルナバ・ワックス・パーム
年始はピカピカに磨かれた車で迎えたいですねえ~
といいつつ、ここ10年近く車をワックスがけしたことないんですがね。
車好きなら一度は聞いたことがあるであろう、高級ワックスであるところのカルナバロウ
いったい何からできてるか知ってますか?
そうでやんす、本日紹介するブラジルロウヤシの葉の表面を覆う蝋からとれるんです。
Copernicia prunifera (Mill.) H.E.Moore, Gentes Herb. 9: 24a (1963).
欧米ではカルナバ・ワックス・パームと呼ばれます。
onebythreeblog_20081211_02.jpg
カルナバロウについてウィキペディアにコンパクトな解説があったので引用します。

カルナウバ蝋(カルナバ蝋)
ブラジルロウヤシの葉の表面を覆う蝋。大理石のような光沢を呈するが、非常に堅く天然のワックス・エステルを主成分とする蝋では最も融点が高い部類に属する。この性質を緩和する場合は、蜜蝋など他の蝋と混ぜて使われる。錠剤のコート剤やカーワックスの主原料として知られる。主産地はブラジル。凝固点は82℃。
主成分は、セロチン酸ミリシル CH3(CH2)24COO(CH2)29CH3 と、ミリシルアルコール。




ブラジルロウヤシはブラジル東北部原生、モンスーン気候で河川や湖沼沿いに自生します。
掌状葉、雌雄同株
種小名は「白粉で覆われた」という意味で、葉が白粉で覆わているところに由来します。
自生地では幹は50feetに達し、幹の直径は10インチになります。
古葉は脱落しますが、葉柄の基部が幹に固着するために、葉柄の残骸がスパイラル状のウロコのような模様になり、観賞価値があります。
onebythreeblog_20081211_01.jpg
といいながら、画像の株は幹がすべすべしていますね・・汗
もしかしてラベル違いか??
規則的なうろこ状の葉柄は人工的なものかもしれません。
こちらの画像が特徴を現しています。
葉の表、裏面とも厚いワックスで覆われますが、裏面のほうが顕著です。
熱帯のヤシにしては異例なほど耐寒性があるという説があります。
USDA:9b-10aという記述がある一方、USDA Zones 10B - 11という記述もあります。
日本での栽培を考えると過度な耐寒性は期待せず、耐寒性がないと思って栽培したほうが無難でしょう。
成長に伴い、耐乾性を獲得するようです。
以前実生を試みましたが、発芽後すぐに昇天した記憶が・・・
ブラジルではワックスを収穫するために大規模に栽培しています。


参考文献
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
【2008/12/11 23:30 】 | ヤシおりおり | コメント(8) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.40 黄金の次はダイヤモンド
不景気をダイヤモンドのヤシでぶっとうばそう!
って強引な前振りで今日のヤシを紹介します。
この怒迫力ヤシを見てみんしゃい!
onebythreeblog_20081210_02.jpg
Johannesteijsmannia altifrons (Rchb.f. & Zoll.) H.E.Moore, Principes 5: 116 (1961).
という名のヤシで、欧米ではダイヤモンド・ジョーイと呼ばれます。
どのあたりがダイヤモンドかというと、この画像ならよりはっきりわかるかな。
onebythreeblog_20081210_03.jpg
葉の形が、ブリリアントカットされたダイヤモンドのようでしょう。
そこからきてます。
このヤシはすばらしいです。これぞ熱帯ヤシといえるトロピカルなルッキングと巨大な単葉には衝撃を受けること間違いないでしょう。
onebythreeblog_20081210_04.jpg
ダイヤモンド・ジョーイの詳細は目がつぶれそうになったので、明日記述しまあす。


で本日
今日はなんだか目が痛いので、早めに切り上げましょう。
ジョーイヤシの本名はヨハネステイスマンニア・アルティフロンスといいます、が、こんなアホみたいな長い名前を発音するのは無理なので略してジョーイと呼ばれています。
長い属名はドイツの植物学者Johannes E.Teijsmannを称える意味でつけられてますが、フルネームじゃなくたってええじゃないかと思うのは私だけ??
ヨハネステイスマンニア属は4種が記載されています。
全て巨大な単葉ヤシで、自生地はタイ南部、マレーシア本土(マレー半島)、スマトラ、ボルネオ北部です。
全て熱帯雨林林床のヤシですが、標高が高い山間部に生えるようで、低湿地には生えないようです。
1種類を除いて全て地下茎のヤシで、本種ダイヤモンドジョーイも幹が地上に出ません。
onebythreeblog_20081210_01.jpg
タイの植物園で見ましたが、その巨大葉には目を見張りました。
自分の手と比較してこんなに大きな葉はもはや葉とは思えません。
質感もトタン板のように硬く、自生地では屋根葺き材として使われていただけはあります。


栽培しています。
世界的に希少なヤシで日本で流通することはほぼありませんので、種子を海外より導入して細々と育苗しています。
種子も苗も高いですね。
onebythreeblog_20081210_05.jpg
幼苗のうちの、成長は遅く、一年に葉を一枚出す程度です。
移植に極めて弱いようなので、根を痛めるような植え替えはお勧めしません。
即枯死すること請け合いです。


参考文献
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
【2008/12/10 00:27 】 | ヤシおりおり | コメント(9) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.39 純血?混血?世界最強の耐寒羽状ヤシ ブラジルヤシ
南米は人種の坩堝
というか、征服者により、インディオたちが蹂躙された結果、混血が進んでおり、

一説には、中南米には白人の血が全く混じっていない純粋なインディオや、インディオの血が入っていない純粋な白人はほとんどいないのではないかとすら言われている。


以上はウィキペディアの引用です。
ヤシの世界も混血ヤシが存在します。
古来より生産されているヤシにその傾向が顕著で、本日紹介するブラジルヤシもその一つ。
Butia属の
ブラジルヤシ
Butia capitata (Mart.) Becc., Agric. Colon. 10: 504 (1916). と
ヤタイヤシ
Butia yatay (Mart.) Becc., Agric. Colon. 10: 498 (1916).
で混血が進んでいるようです。
日本有数のヤシ生産農家、洋香園のブラジルヤシの販売ページに興味深い記載がありますので、引用いたします。

(ブラジルヤシとヤタイヤシの)両種は非常に似ていて見分けが付かない程だが、その違いは、葉の長さがヤタイヤシの方が若干長いのと、ブラジルヤシの方が葉柄の基部が長期間残りやすい。又、果実はヤタイヤシの方が少し大きく、色はブラジルヤシは橙色で、ヤタイヤシは橙色でも少し赤みが強い。只、日本で生産しているこの種は、交配してできてる物が多く、純粋な物は、殆ど無く、厳密に区別する事が難しい。よって日本の植木業界では、この両種を通称『ココスヤシ』と呼んで流通させている。


なお、洋香園さんのホームページトップはこちら
世界的に混血が進んでいるかは不明です。
形態としてほとんど同じの両種を植木生産現場で厳密に区別する必要はないのかもしれませんね。

前置きが長くなりましたが、ブラジルヤシの概要を記述しましょう。
と思いましたが、眠くなったので、詳細は明日に持ち越し~
onebythreeblog_20081208_01.jpg
で、翌日
昨日の続きを書きましょう、眠いですが・・・
南米はブラジル、ウルグアイの乾燥地帯(サバンナ)原生の羽状ヤシで幹高5メートル
ブラジルヤシは英名
ピンド・パーム
ゼリー・パーム
ワイン・パームなどと呼ばれています。
種小名 capitataの意味は「頭部がついた」という意味で、樹幹の形に由来するようです。
直径18インチの太く立派な幹と、青白い緑色の弓形状にカーブした葉を持つ樹幹は遠くからでも目を惹きます。
葉軸に対して小葉が45度の角度で生えるために、葉が弓形状にカーブし、シャープな印象受けます。
古葉は相当な年月が経つまで脱落せず、いつまでも幹に固着しますが、古木になると脱落し、脱落根は不完全な円形になります。
雌雄同株で、黄色~オレンジ色の花が咲きます。
熟した果実は黄色~赤色までのバリエーションがあります。その種子は食することができます。
耐寒性は非常に優れており、熱帯地域よりはむしろ亜熱帯~温帯のほうが栽培に適します。
USDA:8-11
幹立ちする羽状ヤシのなかで恐らく世界最高の耐寒性を備えています。
ちなみに耐乾性も兼ね備えています。
ブティア属には似たような印象のヤシが多いですが、この紛らわしい属のなかでブラジルヤシを見分ける手がかりは、
・花序を包む仏炎苞 が青白く、すべすべしている
・葉柄の長い棘(8-11センチ)
・小さな花(3-8ミリ)
・果実(1.5-2.5センチ)
ブラジル南部の自生地のなかでも、北方と南方に2ヶ所自生地があり、それぞれの地域により形態に違いがあります。南部に自生するものは北部に物と比べると小型であることから、研究者によっては別種(Butia odorata)と扱うべきと考えています。
onebythreeblog_20081208_02.jpg



参考文献
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
洋香園のブラジルヤシの販売ページ
シンガポール熱帯植物だより+あるふぁ
【2008/12/08 23:31 】 | ヤシおりおり | コメント(2) | トラックバック(0)
かながわグリーンハウスに行ってきた 後編
かながわグリーンハウスに行ってきた 前編
の後半戦スタート
おもにバショウ科を紹介します。
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青い空、斑入りのバナナ
すばらしい景色ですね。
かながわグリーンハウスでバナナファンなら誰でも一度は食べてみたいキングオブバナナの結実を目の当たりにして感激しやした!
Musa x paradisiaca 'Vittata '
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かなりでかいです。
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葉の迷彩柄が最高に美しいですね。
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ハワイの王室だけが食べることが許された、門外不出のバナナだそうです。
国内のあちこちの植物園で開花結実の実績があるようです。
次は、大きな赤いバナナ
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葉柄が粉を吹き、いい朱色に染まってます。
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偽茎も真っ赤です。
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Musa acuminata 'Morado'
赤バナナです。


お近くの方は遊びに行ってみてはどうでせう。
県立相模原公園
かながわグリーンハウス
〒228-0828 相模原市麻溝台1889番地相模原公園内
かながわグリーンハウス管理事務所
TEL 042-778-6816
FAX 042-778-6817
【2008/12/08 22:15 】 | ヤシソテツ紀行 | コメント(0) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.38 黄金ヤシ ゴールデン・リクアラ
100年に一度の大不況とか世間で喧伝されていて、ただでさえせわしない年末師走のすさんだ心を、ヤシでちょっぴり豊かにしようではありませんか。
ちゅうことで、リッチな黄金ヤシの登場です。
Licuala aurantiaca Hodel, Palm J. 134: 30 (1997).
という名のヤシです。
onebythreeblog_20081207_02.jpg
ただし、画像はタイのノン・ヌッ植物園で撮影したものですが、ラベルには
Licuala paludosa Griff., Calcutta J. Nat. Hist. 5: 323 (1844).
とあります。
onebythreeblog_20081207_01.jpg
アウランティアカは1995年にリクアラ・パルドサにそっくりでありながら、葉柄、葉軸が黄金色をした形態をもつとして発表されました。
ただしキューのチェックリストでは、Licuala aurantiacaはLicuala paludosaのシノニムとされています。
今後の研究に期待しましょう。
アウランティアカであるという前提のものに話を進めます。


特徴はなんといってもその色
ご覧下さい。
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渋いでしょう、そうでしょう
これを現地で見たときは惚れましたよ、一瞬で
黄金にふさわしい色だとおもいませんか。
種小名もそのものずばり「金色の」という意味です。
タイ、マレーシア原生の掌状ヤシで、株立ち状になる小型のヤシです。
自生環境は海岸沿いの低湿地
円形の葉がいくつかの部分に裂けて分かれています。
最近発表されたばかりのヤシなので、参考となる記述がありませんゆえ、すんませんが、これ以上詳述できません~
言葉じゃない、黄金色に酔いしれましょうではありませんか!
あそうそう、結実していました。
かわいい果実です。
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リクアラ(ウチワヤシ)属の種子はほとんどの種類が発芽させるのに苦労するんですが、本種は発芽容易という記述を見ました。
うちも、どこかに発芽苗があるんですが、現在越冬中で探して写真に撮るのが面倒なので、今回は割愛します。


参考文献
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
【2008/12/08 00:10 】 | ヤシおりおり | コメント(2) | トラックバック(0)
趣味の園芸 2003年8月号 通巻365号
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”我が家の涼感アップ作戦~ヤシとシダ観葉植物~手入れと飾り方”
というサブタイトルがついた、2003年8月の趣味の園芸です。
趣味の園芸ではテレビ放送、雑誌ともヤシを扱うことは稀なんですが、この号では特集を組んでくれました。
インテリア、観葉植物としてヤシの美しい飾り方を紹介しています。
バスルームのヒロハケンチャ
リビングのシンノウヤシ
卓上のミニ観葉として、ジャワビロウ、シンガポールヤシ
玄関先のコモチクジャクヤシなどおしゃれです。
また、ヤシの植え替えについても簡潔に解説されてます。
単幹タイプと株立ちタイプ別に説明がありわかるいやすいです。
さらに、ヤシのミニ図鑑が載ってます。
14種類が解説されています。
シンガポールヤシとアメリカアミヤシが載っているのはいいんですが、そんなのどこで手に入るんだろう・・・


なるほど、初心者にもわかりやすく、ヤシ事始に最適な教科書かも?とおもってよくよく見ると問題点発見
学名の表記がふるっ

シンガポールヤシ Ptychoraphis singaporensis → Rhopaloblaste singaporensis
マニラヤシ Veitchia merrilii → Adonidia merrillii
ミツヤヤシ Neodypsis decaryi → Dypsis decaryi
アレカヤシ Chrysalidocarpus lutescens → Dypsis lutescens

みんな学名の表記が、旧属名だ・・・
ヤシの研究は日本では時が止まったかのように情報が古いです。
教科書を信じちゃいけないよ
【2008/12/07 01:51 】 | ヤシソテツ図書館 | コメント(2) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.37 巨大かつ完璧な円形の葉 スマウォン・パーム
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巨大なヤシを紹介します。
巨大といっても、数日前に紹介した、タラパヤシとはちがって、全高に比して、葉身が異常に大きいんです。
しかもこの葉身が巨大で裂け目のない完璧な円形の葉なのだから驚きます。
どんなもんです。
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Licuala peltata var. sumawongii Saw, Sandakania 10: 10 (1997).
最近記述されたばかりのヤシで、種小名は本種をタイの園芸界に
Licuala elegans Blume, Rumphia 2: 42 (1838).
として紹介した、タイ人植物コレクター
ワッタナ・スマウォンさんに由来します。
この変種はタイ南部、マレー半島にのみ自生しており、もはや自生地では絶滅してしまったようです。
リクアラ・ペルタタには東北インド、ブータン、バングラデシュ、アンダマン諸島、ニコバル諸島~ミャンマーに自生する、基本種var.peltataがあります。
最大の違いが葉身が裂け目が入るか、円形かということで、var.peltataは裂け目が入ります。
二つの種を比べると、形態の差は歴然で、2種を同一種であると認識するのは難しいですが、var. sumawongii を風が強い環境にさらすと、葉身が裂け、var.peltataと同様の見た目になるそうで、やはり同一種ということがわかるとか。


栽培しています。
onebythreeblog_20081206_03.jpg
種子の発芽率はリクアラ属にしてはすこぶるよいほうです。
時間はかかり、散発的ですが、相当な率だと思います。
驚くことに、熱帯のヤシにもかかわらず耐寒性もまずまずで、氷点下を下回っても無傷で耐えるという記述があります。
ほんとかどうかを試す勇気は今のところありませんが、もう少し大きくなったら試してみる価値はありそうです。
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成長もリクアラ属にしては早いほうでしょう。
はやく巨大な円形の葉が出ないか一日千秋の思いです。


参考文献
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
【2008/12/06 23:36 】 | ヤシおりおり | コメント(2) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.36 森のヤシ サトウナツメヤシ
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ラテン語の意味がわかりません。
すっかり勘違いしたのが、今日紹介する、サトウナツメヤシ
Phoenix sylvestris (L.) Roxb., Hort. Bengal.: 73 (1814).
シルベストリスという響き、綴りから「銀色の」という意味かと思ったら、どうも違う。
で種小名は「森の~」という意味だそうです。
とはいえ、欧米では一般にシルバーデーツと呼ばれることもあるそう
実物を見た限りでも同属のカナリーヤシなどとくらべると、銀色ががかった葉をしていました。
どうでしょう
onebythreeblog_20081204_04.jpg
その他、
シュガーデーツ
ワイルドデーツ
トディパーム
などともよばれています。
えっと、疲れたので続きは明後日


で明後日の今日です。
サトウナツメヤシはパキスタン南部、インド原生
単幹のヤシで成木になると50feet、幹の直径は18インチ
樹幹の直径は30feetで高さは20feet
枯葉が脱落した後は、幹にダイアモンド型の脱落痕が残ります。
onebythreeblog_20081204_03.jpg
見た目はカナリーヤシに類似しますが、カナリーほど壮大な印象はなく、ほっそりした幹です。
成長もより早く、葉状体が灰色がかった緑色、ブルーがかった緑色をしているのが外見上の差です。
自生地のインドでは、和名のとおり、花序の先をスライスし樹液を採集し、煮詰めることによりヤシ砂糖を作ります。
世評によれば黄色い果肉は食用になるということですが、とても酸っぱいんだそう。


onebythreeblog_20081204_02.jpg
栽培しています。
栽培法はカナリーヤシに準じます。
耐寒性もカナリーヤシには劣るものの、それなりにあります。
USDA 9b-11
耐乾性もありますが、それはある程度成長した後のこと
onebythreeblog_20081204_01.jpg
成長早いとされていますが、うちの実生苗はまだ根を成長させているようで、葉の数は一向に増えません。
種子の発芽率は参考文献にあるとおりかなり良いです。
種子の長期保存も可能なようで、多少古い種子でもOK!
カナリーほどマッチョでいかつくない、スマートなサトウナツメヤシを大推薦です。


参考文献
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
ヤシ類種子の発芽に関する研究(第6報)仙頭照康 Engei Gakkai zasshi Vol.36 , No.2(1967)pp.23-242
【2008/12/05 00:07 】 | ヤシおりおり | コメント(4) | トラックバック(0)
ヤシおりおり vol.35 太く短く ビッグなタラパヤシ
実生苗ばかりを紹介してきたこのコーナーですが、どれも似たようなもので、面白みがないので、海外を中心とした植物園で見てきたヤシをしばらく紹介します。
本日はタイ、パタヤのノンヌッ植物園で見てきた巨大ヤシを紹介
onebythreeblog_20081203_03.jpg
Corypha utan Lam., Encycl. 2: 131 (1786).
自生地の一つインドネシアではグバン・パーム
フィリピンではブリと呼ばれています。
コウリバヤシ属はヤシ科植物中最大となるタリポットヤシが含まれるとおり、巨大なヤシが多く、タラパヤシもその一つ
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自生地はインド東北部からオーストラリアにかけて
東南アジアの島嶼部にも広く分布します。
幹は肥大し(Pachycaul)幹高20メートル
目がシパシパしてきたので続きは明日!


で、昨日の続き
コウリバヤシ属は8種
単幹、掌状葉、雌雄同株
一回結実性で開花後枯死してしまいます。
onebythreeblog_20081203_01.jpg
コウリバとはギリシャ語で頂上、山頂を意味し、樹幹の頂上に何百万の花を咲かせることからつけれています。
熱帯性のヤシで川沿いに多く生えることから、耐寒性や耐乾性は期待できませんので、南国の植物園などで見るしかないのが残念
開花の様子が是非見たかったんですが、残念ながらまだ開花しそうもありません。
なお、20メートルの巨大な円柱(幹)が開花結実後枯死し、倒れてくるので、植える際には、その危険、リスクを十分認識すべしということです。
地植えできないから関係ありませんが・・・
onebythreeblog_20081203_04.jpg
残念ながら本種の栽培経験はありません。
なお、インドネシアにおいてタラパヤシは若葉が縄やかごを作る繊維として利用されるほは、ています。


参考文献
An Encyclopedia of Cultivated Palms
Palms Throughout the World
グバンヤシ民俗ノート ―ジャワ、スンバワ、スラヤール編― 東京農工大学国際環境農学専攻  及川洋征
Corypha utan On Cape York Peninsula, Queensland
【2008/12/03 23:59 】 | ヤシおりおり | コメント(2) | トラックバック(0)
図説 熱帯の果樹 岩佐俊吉著
onebythreeblog_20081202_02.jpg
熱帯果樹を栽培する人にとってバイブルとも言えそうな一冊を紹介します。

著者は岩佐俊吉氏
252種類の熱帯果樹が全種挿絵付きで紹介されています。
概説、沿革、性状、栽培、利用という構成で記述されておりとても参考になります。
取り上げる植物の選定に当たっては

筆者の主観+
「最小限度栽培があるか」
「地方の市場に売られているか」


とのことで、ヤシ科植物はそう多く取り上げられておりません。
ヤシ科として6種類記述されています。

パルミラヤシ
ココヤシ
クリヤシ
フタゴヤシ
ナツメヤシサラカヤシ


アサイーパームEuterpe oleraceaが載ってないのが、ちょっと意外な気がします。
記述非常に緻密です。
フタゴヤシが食用とされていたという記述を読んでのけぞりました。
なんてもったいない!
熱帯果樹愛好家のみならずヤシ好きにも
【2008/12/02 23:35 】 | ヤシソテツ図書館 | コメント(6) | トラックバック(0)
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まとめ

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